アクィーラ弦の新製品

 イタリアの弦メーカー「アクィーラ社」から新製品が発売されました。Alabastro(アルバストロ=雪花石膏)のノーマルとスペリオール、Ambra(アンブラ=琥珀)、Gut & Silk(ガット&シルク)の4種類。



 アルバストロとアンブラはすでに発売されているアルケミアと同じくナイルガットを素材としていますが、ガット&シルクは文字通り高音=ガット弦、低音=シルク芯線の伝統的なガット弦。ご覧の通り、まだギターに張っていません。これから測定と試奏をそれぞれの担当者にお願いするところです。中でも最も興味深いのがガット弦ではないでしょうか? 19世紀ギターに使うべきでしょうが、どんな音がするのでしょうか?



 ガットはパスタのような淡い褐色をしています。羊の腸をよってニカワで固めたものですね。羊腸はソーセージの皮にも使われています。実際、ソーセージ用の羊腸から弦を作ってしまう人もいます。逆に、ガット弦も水で戻せば食べられるかもしれません。細長いからガット麺[:パスタ:]
 セット価格は税込み7,980円。高いですね[:ぎょ:] 昔もガット弦は高かったと聞きます。裕福ではなかったタレガはどうやって弦を工面していたんでしょう? ソルもジュリアーニも大変だったと思います。高くても一度は試してみたいですね[:ソレダ:]

SN