第43回クラシカルギター・コンクール

 快晴に恵まれた5月5日、武蔵野市民文化会館小ホールにおいて第43回クラシカルギター・コンクールが開催されました。二次予選は46人中、6人の棄権で40人で競われ、以下の6人が本選に臨みました(演奏順)。

菊池翔天(しょうた)
荒井一穂
高須大地
門馬由哉
井上絢貴(あやき)
小暮浩史

 本選は課題曲(ソルのソナタOp.15−2)と自由曲で競われました。課題曲はいかにもソル好みのハ長調の軽やかなソナタ。しかし、6人の若者たちにとっては初体験だったようで、6通りの苦闘ぶりが垣間見えました。

審査の結果、順位が以下のとおり発表されました。
第1位:小暮浩史
第2位:荒井一穂
第3位:門馬由哉
第4位:菊池翔天
第5位:高須大地
第6位:井上絢貴



写真左から:門馬由哉、小暮浩史、荒井一穂

 優勝した小暮浩史さんは昨年の東京国際ギターコンクールで第3位に入賞。そのほかにも多数のコンクールで入賞を重ねています。17歳からアコースティックギターを、18歳からクラシックギターを開始し、高田元太郎に師事。わずか6年でここまで到達するという驚異的な成長振りを見せて、かつまた今後どこまで行くか分からないという、恐るべき若者です。詳しくは現代ギター7月号のコンクール・レポートをお楽しみに!