鈴木大介GGサロンコンサート

今週末、鈴木大介さんによる、なんとソロでは14年ぶり(!)のGGサロンコンサートが行なわれます。プログラムは「オール・ソル」、使用楽器は「ラミレス」という組み合わせ。鈴木大介さんがGGサロンに出演することも、「オール・ソル」で弾くことも、まるまるラミレスで弾くことも、非常に珍しいレアなコンサートです。

今回は残念ながら、大介さんがあまりに多忙なため動画を配信することはできませんでした……が、このコンサート、ぜっっったいに聴きに来た方がいいですよ! 大介さんのブログがきっかけで偶然実現した、奇跡的なコンサートです。代わりがあるようなものではありません。本日時点では残席にまだ余裕がありますので、31日(金)はぜひGGサロンにお越しください!



ご予約はコチラから 近年はピリオド楽器の隆盛で、ギターでも古典派の作品が19世紀ギターで弾かれることが当たり前になってきました。それもまた味わい深いものではありますね。しかし!ソルの作品はモダン・ギターで弾いても失われない、というより、モダン・ギターで弾くことによって全く違った角度から現われてくる輝きを持っています。特に、今回大介さんが弾くような充実した内容を持つ作品群は、その重厚さ、壮大さがより一層際立ちます。その意味ではまさにラミレスはぴったりと言えるかもしれません。ベートーヴェンのピアノ・ソナタは楽器の進化とともにありますが、ソルは場合は楽器の先を行っていたのですね。

今回のプログラムはソル作品を代表するような超名曲ばかりですが、中でも実演される機会の非常に少ない〈変奏曲Op.20〉は必聴です。タイトルが平凡で作品にまつわるエピソードも特にないので、これまであまり日の目を見ることのなかった曲ですが(と言っても福田進一さんやデイヴィッド・スタロビンが録音しています!)、ソルらしい美しさ、愛らしさをもった、12分ほどの聴き応えのある作品です。ぜひ一度は生で聴いてみてください!


また、翌日の9月1日(土)には、プロ・アマ問わず多くのギター弾きにその効果のほどが絶賛されている井桁典子氏の「アンドーヴァー公開レッスン」、2日(日)にはコロムビアからリリースした新譜CD「スペインの旅」が話題の朴 葵姫氏によるインストア・ライヴ、3日(月)には世界各国で大活躍している奇才のフルート&ギター・デュオ、アタナス・ウルクズノフ&小倉美英夫妻のGGサロンコンサート、と4日間連続でイベントが控えています。いずれも大満足間違いなしの超おすすめイベント! この夏の締め括りにぜひGGサロンにお越しください!!