未来の技術

先日、ネットニュースを読んでいるとこんな記事を見つけました。

ギターの指を置く場所をLEDランプで教えてくれる「Fret Zeppelin」

ギターの指板に、フレットに合わせて 凵凵凵凵 こんな形のシールを貼ると、それがスマートフォンなどのアプリに繋がっていて、ピカピカ光ってどこを押さえるべきか教えてくれるのです!

まだギター初心者の人がコードを覚えるときに便利ですよね。五線譜もタブ譜もついていないコード譜で演奏したいとき、コードを見て、コード表を確認して・・・という作業を何度も繰り返すのは大変だった記憶があります。まぁそうした方が覚えられるのかもしれませんが・・・。

Fret Zeppelinは今流行りの(?)クラウドファンディングで出資を募っていた商品ですが(出資期間は終わっているようです)、クラウドファンディングのサイトを見ると他にもユニークなアイテムがたくさんあって面白いです。個人的には、鍵がどこにあるのか教えてくれるキーホルダーがだいぶ気になりました(笑)

スマートフォンやタブレットを利用した様々な技術や発想が次々と商品化されていっています。どんどんついていけなくなる・・・(笑)

新しい技術といえば、こんな記事も見つけました。

「透明なベニヤ板」が誕生、窓にもソーラーパネルにもなる

透明な!!木材!!これギターに使えないですか?(笑)

エレキギターには透明なボディのものもすでにあるそうですが、クラシックギターでスケルトンってみたことないですよね!表面板が透明だったら力木のメンテナンスもしやすそう!でもニカワとか接着剤が見えてしまって見栄えが悪くなるかな・・・だったら横板だけでも!(笑)

記事によると、この木材を開発したスウェーデン王立工科大学の研究チームは、「さまざまなタイプの木材」を利用して、さらに研究を進めるつもりだそうです。将来、クラシックギターに使われる杉や松やローズウッドも透明になるかもしれません。

透明になるとギターにした時の音質はどうなるんですかね?細胞壁を取り除いて透明のポリマーを入れることで透明になるらしいので、やっぱり多少音質変わりそうですね。だいぶ興味があります。

他にもあります新技術。

針葉樹材が広葉樹材に化ける!これは林業イノベーションだ

ここで紹介されている技術はケボニー化といって、杉材などの針葉樹材(ソフトウッド)を、広葉樹材(ハードウッド)の材質に変える技術だそうです。これはネックや指板に使えるのでは・・・?

サトウキビやトウモロコシなど農業廃棄物から抽出した物質を針葉樹材に加圧加熱しながら含浸させるのだそうです。詳しいことは文系の私にはわかりませんでした(笑)


まだあります。

皆さんはリッチライト材をご存知ですか?エレキギターでは最近使われ始めているようです。

リッチライト材とは、リッチライト社によって開発された、再生紙にフェノール樹脂を固めて着色した人工の素材です。指板に使われるエボニー材は価格が高騰してきているので、それに代わる素材として使われています。見た目もエボニーと大差なく、性能も問題ないそうです。そして安価です。

クラシックギターに使われる木材は、どんどん枯渇していっています。ハカランダはワシントン条約に引っかかるほど貴重な素材ですが、エボニーやメイプルや他の天然の木材も将来的にはもっと希少価値が高くなって手に入らなくなるのでしょうね。いつか全部人工の素材で作られたクラシックギターが一般的になる時代が来たりして・・・。