いい音がする爪って・・・?

現代ギター最新号、16年11月号の特集は、「正しい爪の削り方、磨き方」です。
どんな長さなら弾きやすいのか? どんな形ならいい音が出るのか?
人によって爪の形も弾くフォームも違うので、一様に「こうすればいい」と言えるものでもなく、ギター愛好家の皆さんは日々試行錯誤しているのではと思います。
そんな皆さんにお勧めしたいのが今回の特集です。

前半は、適正な爪の削り方や整え方、爪と指の肉や弦との関係、やすりのかけ方やその注意点などについて、新井伴典先生によってわかりやすく解説されています。
後半は、「実演!プロギタリストが作る爪」という題で、松尾俊介先生が実際に生徒の爪を作る過程を、解説と多くの写真とともに掲載しています。

実は、光栄なことに今回の実演の生徒役を務めることになりまして、プロのギタリストに爪を作ってもらうという大変貴重な経験をさせて頂きました。
実演中は驚きの連続でした。指の伸びている方向まで考慮するとは......。
あと削るのがめちゃくちゃ速い!!摩擦熱が起きるほどの速さで完成形に持っていく様は圧巻でした。さすが手慣れています。
そして最後、爪が完成して実際にギターを弾いてみたときの衝撃......!!
これが弦を捉えるということか......!!
自分が出している音とは思えないくらい良い音がして、弾きやすくて、思わず声を上げてしまうほど劇的な違いがありました。
(その時の私の写真も記事に掲載されています。その表情で衝撃が伝わるかと思います。だいぶ恥ずかしいですが......。)

実演ではiとmとaの三本の指の爪を削っていただいたので、pは新井先生の記事をみて自分でいろいろやってみたのですが、自分なりにいい音がするようになりました。
なんというか、即効性があるというか......本当に参考になりました!

プロのギタリストは、私が想像できないほど爪と長い時間向き合って試行錯誤して今に至っているのだと思います。
そうやって培ってきたスキルを、記事として手軽に読めるのは大変お得ですし、爪の削り方の手がかりは確実に得られるはずです。
ぜひ一度お読みになってください!
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