美空ひばり

昨日(16日)TVで久し振りに美空ひばりの歌を聴きました。もう亡くなって20年が経つのですね。このブログをご覧の方の果たして何パーセントが「美空ひばり」を御存知でしょうか?我々の世代(私は今年60歳ですが)では恐らく100%の人が知っている、または聴いたことがある、という程の、正に「昭和」の歌謡曲の女王でした。

50歳を少し超えた歳で亡くなりましたが、153cmの小さな体から生み出されるその歌声は、ダイナミックで艶があり、聴く人全てを魅了してやまないその歌心の素晴らしさは、誰にも及びつかぬ境地にあったと思います。私も物心付いた頃から、ラジオから聞こえてくる彼女の歌を覚え、そして口ずさんでいました。何よりも自ら驚き不思議に思うことは、自分がまだ2,3歳の頃流行った歌を今でもよく覚えていることです。まさか、本当にその頃覚えたとは思えませんが、その後何度も耳にするうちに覚えたものと思われます。今流行っている歌で、このように長きに亘って歌われ、子供から大人まで、誰でも知っている、というような曲があるでしょうか?

現代ギター社でも、彼女のヒット曲を集めた曲集の出版を望む声が多く届いてはいますが、
色々と難しいこともあり、まだ実現していません。しかし、彼女の大ヒット曲の幾つかは小社の出版物でお楽しみいただけます。

GG419『ギターソロのための 古賀メロディー作品集』には「悲しい酒」「柔」が、
GG453『ギターで奏でる これぞ演歌〜ロマンチック編〜』では、「真っ赤な太陽」。

残念ながら、ただ今品切れ中ですが、(旧)GG373『わが心の演歌 いの巻』では、あの福田進一の名編曲、「川の流れのように」が、同じく品切れ中ですが、同『はの巻』には、名曲「みだれ髪」「愛燦燦」が入っています。尚、この「わが心の演歌」シリーズはこの秋に新たな編集にて新刊として再登場の予定です。ご期待ください。